テレビを見ていて「ネットカフェ難民に対する支援相談窓口開設」という東京都の事例が流れていました。
この「ネットカフェ難民」一時は国会でも議員さんたちが「支援・支援」と言われていましたが、最近聞かないなぁと思っていました。
派遣や日雇いなどで収入を得るも、十分でない為住宅資金が貯まらず、その為定職につけない、また就職活動も思うようにならず、結果日雇いでの不安定な就労・生活が続くと、定職に就けないという悪循環に陥ってしまうと。
私は以前からこの「ネットカフェ難民」に疑問を持っていました。もちろん全ての方にあてはまるとはいえないとは思いますが、その疑問に思った点を今日は書きます。
「本当に難民なんだろうか?」
このネットカフェ難民と言われている人たちには、実家・ふるさとと言うのはないのだろうか?
住むところがないから定職に就けない・・・では実家に帰ったらどうだろう。
多くのネットカフェ難民は、都会に集まっていると思います。
武雄にもネットカフェがありますが、武雄でこのことが問題になっていると言うことを聞いたことがありません。
「田舎では仕事がないから、都会に出ている」と言われるかもしれません。
でも、今のネットカフェ難民と言われる状態の就労状況すら田舎にはないとは思えません。
むしろ、今の状況以上の仕事にも就けるのではないのでしょうか?
「田舎では、自分が求める仕事がない」と言われるかもしれません。
では、今の日雇いの仕事は自分が求める仕事なのでしょうか?
「実家には帰りづらい」と言われるかもしれません。
では、帰りづらいと言う個人的な感情を堅持してまでも、公の支援を受けないといけないのでしょうか。
とりあえず短期でも実家に帰れば、住居が存在することになります。住居がないために定職に就けないのであれば、住居・実家に戻ることを第一の選択とするのが先決ではないかと思います。
確かにそんなに田舎の求人状況は甘くないかもしれません。けど、今のネットカフェ難民と言われる状況より悪化するような状況にはならないと思います。
東京都が行った支援。それが悪いとは思っていませんが、支援を行った結果、その方たちの半年後・1年後の生活の追跡調査を行って欲しいと思います。
それによりこの問題が良い方向で解決されているという結果が出れば、全国的に支援が広がっても良いと思いますが、私的にはまずこのネットカフェ難民と言われる方たちに、実家はどこか・実家に帰らないのか・帰らない場合はその理由は、などのアンケートをとってもらうのもあっていいと思います。
再度、私は全ての人が上記したことにあてはまるとは思いませんが、逆に全ての方が上記したことにあてはまらないとも思っていません。
「支援」ということだけで解決するものではなく、もっと幅広い視点での考察が必要に思います。
「ふるさと納税」ということも言われています。これとは別に、「ふるさとに戻る」ということへの流れを市町村単位でなく、国を挙げてすることも必要では。